欧州PDO管理機関
DOラ・マンチャ規制評議会
PDO
デノミナシオン・デ・オリヘン(原産地呼称)ラ・マンチャは、デノミナシオン・デ・オリヘン・ラ・マンチャ規制評議会が管理する唯一のPDOです。
デノミナシオン・デ・オリヘン(原産地呼称制度)のワインには、その種別と特性により異なる裏レベルがあり、消費者が好みのタイプのワインを選ぶことができるようになっています。
- ホベン (若い)
- トラディショナル (伝統的)
- エンべへシード・エン・バリカ (オーク樽熟成)
- クリアンサ
- レゼルバ
- グラン・レゼルバ
- エスプモーソ (スパークリングワイン)
- メトド・トラディショナル(本格製法)
テロワール
ラ・マンチャの典型的特徴のひとつ、そのぶどう樹の質を高めているものに、土壌の成分構成があります。ラ・マンチャの大平原は、潤沢に堆積した石灰岩から成り、主に砂質、粘土質の粒子が厚みと密度を与えています。これらの特徴だけ見ても、ラ・マンチャは大型のぶどう樹を育成するのに理想的な土地です。
降雨量は非常に少なく(通常300から350mm) 、日周差 (昼夜の差) 、年周差 (夏季40°C以上、冬季は-10°C以下も珍しくない) のいずれも、気温の変化が激しい土地です。
この乾燥した大陸性気候と、年間3,000時間余の日照時間が相まって、この地域のぶどう樹の病害リスクはかなり軽減され、ぶどう果実がきちんと成熟できるようになるのです。
デノミナシオン・デ・オリヘン・ラ・マンチャ規制評議会
ラ・マンチャが原産地呼称として公式に認知されたのは1932年ワイン法での記載が最初ですが、現行の規制委員会が設立されたのは1973年、その3年後には初版の規制規定が発布されました。
規制委員会の遂行する主な業務は以下の通りです。
- 規定の定める規則が遵守されていることを監視確認する
- 原産地呼称ラ・マンチャのワインを国内・海外で紹介推進する
